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コンセプトConcept
前衛書について語る。前衛芸術の始まりは1910年頃ワシリー・カンディンスキーの活躍するヨーロッパにある。それが世界の潮流となった。戦後の日本は世界の前衛芸術に影響を受ける。書も同様であった。
私の師である上田桑鳩は前衛精神にあふれた新しい書を作るように推奨した。私も前衛書作品を発表する。
私はヨーロッパの前衛芸術にあこがれる。とくに、文字を感じさせる造形には大きな影響を受けた。その作品はカンディンスキー、クレー、ミロの作品にあり、衝撃をうけた。更には、ジャクソン・ポロックの作品に感動した。
私は東洋の文字に自信をもつ。東洋（日本・中国）の書の古典を基調とした前衛書作品を世界各地で発表したいと思う。私は書という不可思議な東洋の美を世界に飛躍させたい。
2017年、2019年とポーランドで個展をし、大きな収穫を得て、今に至る。
プロフィールProfile
７歳で筆を持ち、独自の東洋と西洋を合わせるような前衛書作品を次々と発表する。2017年に在ポーランド日本国大使館、2019年にはポーランドと日本の国交100周年事業として、ポーランドのクラクフ国立Manggha Museum of Japanese Art and Technology及びワルシャワ国立The Asia and Pacific Museumで個展、2019年神戸市主催のBEyond KOBE居留地イベントで書道パフォーマンス、2020年動画配信事業を行う。2011年、2013年神戸ビエンナーレで作品発表、2013年世界書芸全北ビエンナーレで作品発表、飛雲展、奎星展、毎日展などに出品し、国内外で幅広く活動。
2018年神戸市文化奨励賞受賞 1995年 第47回毎日書道展 毎日賞 2006年 第55回奎星展 高橋竹村記念賞
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私の作品は文字を書いたもの、文字から展開したもの、全く文字から離れてインスピレーションの心象を表現したもの、それぞれ作品表現は異なるが、線に対する真摯な姿勢を私はくずさない。
そして、「書を科学する」という私の研究は、人間の感性を科学的手法によって数値化する。
「書」について、物理的側面と心理的側面の両側面から解析した研究は他にない。