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こうべ芸文機関紙 No.124 ・2021/3 の表紙に掲載していただきました

『兵庫県書作家協会創立70周年記念 -二〇二〇令和からの発信- 兵庫の書展』に出品作品

私の作品を見て、画のようだという人がいる。しかし私は、書画同源で古代には画も書も源が同じだと思っている。この作品は古代文字「龍」を出発とする。私の書の線で、私の心から出てきた龍の形を名塩和紙に描いた。名塩和紙は兵庫の和紙で、雁皮に地元産の泥をすきこむという独自の技術を駆使した紙である。独特な光沢と平滑で艶のある和紙に描かれた書は、新しい展開を予感させた。私は東洋(日本・中国)の書の古典を基調とした前衛書作品を作っている。この不可思議な東洋の美を世界に飛躍させたい。